時の流れは早い。2005年の思い出。
2005年、うちの第二ビルの建設開始した年である。それと同時に第二ビル前の敷地に道場を作った。これは禅道会という空手道場や学校事業もやる団体からの依頼で作り、その団体がこの第二ビルを使い、日本の引きこもり児童を預かり、空手で体を鍛えながら、英語や出来れば介護の勉強もして、社会復帰を目指すというプログラムに賛同して作ったものだった。
オープニングの日に近所の小学生を集めて、空手その他を披露、小学生はダンスなどを披露して盛大に始まった。しかし昨年2018年11月にこの事業の終わりを迎えた。
原因としては、ダバオで同じ様な施設が児童虐待などで一斉検挙され、日本人道場運営者が逮捕された事もあり、閉鎖を決めた。その他には現地子供を月100ペソ(200円)で生徒を集めて大きな現地側の組織を作りたかったが、その200円も払えず、大きくならなかった事や日本側の引きこもりの親の支出が厳しくなって来ていることや、第二の目的でもある「英語」の習得が、思うように行かなかったという、プログラム上の問題もあった。
しかし、この頃からフィリピン側にも大きな変化が現れ始めた。それは、モノが多く入って来て、便利に成ったが、同時に物価の上昇が始まった。中国製品が一斉に入りだした時でもある。その後 この第二ビルは120室を計画していたfが、結局20室と120室をコントロールできる共有部分を作ったところで、今まで工事はストップしている。結局介護ビジネスという範囲では、増築の必要性が見えなかったという事であろう。日本の年金の減少とそれに依る高齢者の預金縮小、そして介護保険の適用など、日本の介護事業そのものが変化をして行った時でもある。
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