マニラ68歳男の生涯学習・微分積分

人間歳を追う毎に、先を考え学習意欲を失う。しかし人生50年から100年の時代。学習は必要である。ましてや人類史上かつて無い進化をしている現在。追い越されるのではなく追い越すように学習が必要である。私は文系であったので、哲学的思考などは、まだ解るし、英語も人と会話したり、英文の文章には違和感は無い。しかし、理数系には弱い。そこで今、中学・高校の数学から数学・物理をもう一度勉強を始めている。

微分積分も当時はただ試験のための丸覚えであったが、その背景や考え方をもう一度考え直すと、面白い。あまり恵まれた生活環境に無かった、アイザック・ニュートンが1665年に万有引力、二項定理を発見、さらに微分および微分積分学へと発展することになるが、基本には自然哲学が大きなベースと成っていた。当時16世紀のフランスの数学者ピエール・ド・フオルマーは、パスカルと共同で確率論の基礎を作り、デカルトと文通を交わしながらデカルトとは独立に解析幾何学を創案するなどの功績を残す。解析幾何学については、デカルトが二次元での理論にとどまったのに対し、フォルマーは三次元空間でも考えていた。その他、幾何学、微分積分学と分野でも功績をあげている。そして、ドイツ出身のゴットフリート・ライプニッツは哲学者、数学者、科学者など幅広い分野で活躍した学者・思想家として知られているが、微積分法をアイザック・ニュートンとは独立に発見・発明し、それに対する優れた記号法すなわちライプニッツの記法を与えた。現在使われている微分や積分の記号は彼によるところが多い。現在でも有名なのはライプニッツ係数で、交通事故などの人身障害事件における損害賠償のなかで、長期に発生する介護費用や就労機会喪失や減少による逸失利益など、時間と関係する賠償金を一時金に換算する方法である。

こうした事をもう少し学習していきたい。人間の脳の価値とは、其の物、起きた現象をある一つの視点から見るのではなく、様々な角度から分析できる脳であるので、私もそこに近づきたいと考えている。マニラ68歳男の生涯学習。😂

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