私事ですが、34年間使っていたロゴ、24年間使っていた施設名称の変更を考えている。

これは私が36年間抱えてきた「ジェロントロジー」(医療では老化の抑止、社会学では高齢化社会学)というコンセプトで、うちの会社名にもしてある。そして高齢者介護施設には、昔私が商売をしていた時に、函館で見た一般住宅街の中にあった「バラ園」、周りの人に聞いて、この「バラ園」の存在価値を知った時の、まだ若かったが人生を考えさせられたあの感動から「ローズ・プリンセス・ホーム」と命名していた。その感動とは、4名の退職した独身女性が一軒の家で共同生活を始め、4人の趣味である「バラ園」の世話をして余生を暮らし、一人が倒れたら残りで面倒を見合い、最後に残った人は家を町に寄贈し、ホームで面倒になる。と言う事だった。今から見れば40年も前の事だが、高齢化社会への提唱のような感じであったが、当時はまさか自分がそれを考える仕事につくなど夢にも思わなかった。それと自分の生きてきた始末は自分が考えるという人間の、いや生きるもの全ての哲学でもある、「ローズ・プリンセス・ホーム」という名は私にとって、私の生き様そのものでも有った。

だが、日本の高齢化は今がピークで、この後は日本の人口はバランスをとるようになる。

それも有り、又フィリピンの情けない物価上昇や日本の年金圧縮などの理由から14年前から高齢者の新規募集を辞め入居者の自然減を10年待ち、ドイツや日本への人材派遣事業者に、宿泊・食事付きの学校として貸し始め、多分今年中に340名の満室状態になると思われる。増築も出来るので800名体制にも出来る。しかし私のビジネスの哲学でもある「1つのビジネスを始める時に、そのビジネスの終わりを考える」という事から、これから10年は日本も「人材」には困り、海外からの「人材」を必要とするが、ではその後は?という疑問が残る。最初は海外派遣研修センターという名を考えたが、それは「今」の事であり、「未来」ではない。私が何処かでこのビジネスから抜ける事も有るだろうが、後継者に「未来」を感じ進める勇気を与えることとは何か? まあそこでこの名前「先端技術センター」にしようと思っている。アメリカの一流学校は全寮制の学校が多い。広い米国では通学を許さない事も有るが、しかし勉学に励むには全寮制は優れている。フィリピンの最高峰であるフィリピン大学ですら、実験やその他の施設は日本からのお下がりで、日本の技術専門高校にも及ばない。この施設を将来、先端技術を教える学校に出来ないであろうか。そしてアジア中から優秀な人間を集められないだろうか? とまた心神の夢想が始まっている。😁

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