脇の甘いフィリピンにおける日本の小企業ビジネスの実態。その3

まずその1と2で言ってきたことはシッカリとした「盾」と「剣」をまずは持てという事だが、では例えば5年ビジネスが上手く行ったとした場合だが、 大変だが 仕事が上手く行けば「調子に乗る」そこそこなら「ストレスから余計な事を考える」という風に余計な方向に進むことが多い。例えばこの仕事で上手く行けば、支店を拡張するとか、その仕事とは関連のない仕事を始めるとか、これこそ全く、本末転倒な話で本業の利益を食うだけの、全部を崩壊させる事態を招く。支店を拡張するという事はその1で言ったフィリピンは人口リッチではないという原則に反し、その仕事とは関連のない仕事を始める事は、それに合った別のシッカリとした「盾」と「剣」をまずは持てという事になるが、今までやっている利益の上げている仕事の利益を関連のない仕事と混ぜて使うようになったらお終いだ。そういう例はフィリピンだけでは無いが多く見てきている。

ではなぜこうなるのか? 最初に作った仕事から、様々なフィリピン人や日本人と関係が出来る。そこが問題なのだが、例えば自分より収入や生活環境が下の人と接する機会は多くなる、しかしこうした人は、あなたを利用しようと考える。これは必然的な事であって、なにも問題は無いのだが、しかしあなたを利用する、即ちあなたのいう事を聞く、あなたを楽しませる、段々あなたが、まるで高い位置にいるようになる。ここが危険水域なのだが、正確な判断が出来なくなり、自分より収入や生活環境、即ちそのレベルの知識とやり方しか知らないレベルで判断をするようになる。私はフィリピンに来て1つの鉄則を持っている。自分より収入や生活環境が上の人からしか学ばない。決して収入や生活環境が下の人と関係を持たないと言う訳では無いが、基本的には聞くだけで、アドバイスはする。 これは逆転で私が、自分より収入や生活環境が上の人のいう事を聞く、私がその人を喜ばせる立場を作る。

こうすると自ずから新しい考え方が出来てくる。 その為には各業界トップとの付き合いを構築する必要があり、どのボタンを押せばどういう人と繋がるという普段からの人脈を作る必要がある。そのためにあるロータリークラブや私の場合はヨーロッパ商工会議所とかミンダナオのモスレムのサルタングループやその他との普段からの付き合いは必要である。こうした場に出るのが苦手な日本人だが必要は絶対にある。 どんどんこういう場に出られるように道筋を立てているから、こういう場を広げたい方はぜひご相談ください。

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