昨日の我らのロータリークラブがケソン公立高校への寄付行為で考えさせられる事。

昨日はケソン公立高校の図書室へ以前から言っていた電子図書システムの寄贈と日本からの靴やTシャツを寄付した。元々我らのロータリークラブ(https://www.globaleclub.org/)のメインのテーマは「教育」である。これは私が来た34年前はフィリピンは国連教育機関のランキングは85位でアジアトップで有った。しかし今は毎年下がったランクが遂に108位と下がり、残されたアジアの国はバングラデシュとなる悲惨な状況にある。これを何とかしたいという気持ちでこうした奉仕活動をしているが、昨日の公立高校に行って思ったことは仕方ないフィリピンの状況に深い落胆を覚え、生徒に何かしても無駄であることを痛感した。まずは一人の有能な先生を作ることだと確信を持った。元々私がなぜフィリピン・ビジネスに興味をなくしたかだが、私が言う34年前の第一世代フィリピン人から今は第三世代を迎えるが、この第三世代フィリピン人はビジネスの邪魔ものであって、何の恩恵も社員から受けられないと判断しているからである。人の発展は「興味を持つ」処からである。昨日の式次第はまずは電子図書室の除幕式であったが、以前よりお金を渡し、この日に間に合うようにWIFIを完備する事であったが、WIFI業者の怠慢か、担当先生が「興味を持つ」が無かったのか、当日はWIFIが無かったので、完璧な引き渡しが無かったが、校長をはじめ、私たちのスピーチで始まった。そのあと生徒にTシャツや靴の支給を行った。ここからが私の落胆するところなのだが、フィリピン人は何とも思わないかもしれないが、それらグッズを床にばらまき始めた。言っても仕方ないので言わなかったが、ここは動物園か?餌じゃないのだから。。。しかし先生にそうした判断がもう既に無い。教育に対しての先生と生徒の敬意が既に崩壊している。それから生徒が300名近く入ってきて選んで帰っていったが、ただの一人も、電子図書システムの近くに行き、興味深く見る生徒は皆無であった。これは先生も同じで「興味を持つ」事は全くなかった。ただ音楽などの手伝っていた生徒が、一人1個しか持っていけないルールを破り、2度並んで2つをちゃっかり持って行った。(笑) 私は注意深い観察から今までビジネスをやってきたので、離れた目で観察をしていただけだが、これが現実である。我らの努力費やした40万円近くの実費が、徒労に見える、悲しい現実。

0コメント

  • 1000 / 1000