フィリピン隔離政策20日目・弱り果てる、人・物・金

日本も緊急事態宣言のようだが、フィリピンはロックダウンが実施され現状で20日が過ぎているが、この15日に解除される予定だが多分月末まで再度延期になるだろう。日本では収入が50%以上がこの武漢肺炎で減少した人を対象に給付金を出すようだが、それだけでも4兆円が必要だと言われる。これはフィリピンの国家予算より大きい。こんな国家予算の国、国民の90%以上が税金を払っていない国、で如何に国民を食わせるか。例えばこの国で一番大きな小売業SMのオーナーは世界ランキングに肩を並べる億万長者だが、従業員は最低賃金で働かせている。即ち最低賃金には税金は含まれない。なぜ給与を上げて税金を払わせないのか?これで解るようにフィリピンの金持ちは全てこの考えだ。そして政治、行政や地区行政は腐りきっている。今困窮?90%は困窮世帯に食料を配っている。4日に1度、米5kgと缶詰4つが支給されている。しかし地域に依って1週間に1度だったり、無い処もある。これは国から支給されたお金が誰かのポケットに入っている事に成る。市長、バランガイの長が吊るんでいる事は明白である。故にバランガイがお金が無いと日本人や外国人に泣きついて、お金をむしり取って、そのお金で支給し、国から貰ったお金はちゃっかり出さないというケースもある。しかし、物価は上がっている。以下写真はうちの研修施設で、隔離で帰り損ねた生徒何十人かにこの3月16日から31日までに出している食事だが、一食60ペソで1日3食で180ペソ 約360円だが、例えばこれを3000万人に出したとしよう、これだけで1日に100憶円必要で、こんなお金、個人やロータリーと言えど出せない。30日で3600憶円に成る。例え5月に隔離解禁になっても直ぐには元に戻らない。3兆円強の国家予算、積立金無し、国家債務は日本同様に国家予算の5倍、約17兆88億3,800万円、GDP比42%と成っている。日本の場合は積立金があるので出来るが、フィリピンはポッポしている政治、行政や地区行政以外は弱り果てる、人・物・金である。

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