この武漢肺炎後の教訓で、発展するもの、衰退するもの。

皆さんもそうだろうが、歴史の中で有った事は頭では知っているが、人間は短い生涯だが、しかしこの様な実体験は持ったことが無いのが、今回のウイルスによるパンデミックです。私が始めている2100年の未来研究で、この事で来年に日本に片足を移すが、(フィリピンではこれを考えても意味がない、前回3月に東京に行った時は、皆からの反応は「重たすぎる」「早すぎる」と嘲笑されたが、それは覚悟で長い時期を待とうと思っていたが、この武漢肺炎後の教訓が、私の考えている事を後押してくれたようだ。勿論変化には、発展するもの、衰退するものは付きものである。

商売とは、仕組みとは、原価がある。原価とはその仕組みを作るために必要な材料である。その原価が売上げを作り、粗利益を上げて、その粗利益から経費である人件費、家賃、その他が捻出される。そして余ったものが純利と成る。このそれぞれの要素のパーセンテージが違っているので、業種が違ったり、ビジネスモデルが存在する。それぞれの業種では固有のパーセンテージ、黄金パイがあるが、ここ40年間にこの固有の黄金パイでは発展しない、売上げを伸ばせないと、ビジネスモデルと称して、パーセンテージを歪めてきたのが今までである。そしてそれが、現在の成功への既成概念化と成ったが、しかしこの武漢肺炎後の教訓で、その歪みが弾ける時が来たようだ。固有の黄金パイに戻さ無ければ、その業種が生き残れない事を悟らせて貰ったといえる。

例えば海外でものを日本で作る半分金額で仕入れ、値段は日本で作る原価に対する売上が出来れば、当然原価の半分が余剰利益になるので、余分な経費を使ったり、店舗を拡大したりが出来たが、果たしてそれで良かったのだろうか?今回の件は、利益を温存しておけば、2~3カ月間の売上げが無くても持ち堪えられるが、拡大にそのお金を使っていると、手持ち資金が不足して大変であると共に拡大即ち経費の増大でその運転資金ショート額が増大し、再開すら難しいという教訓も出来てきた。その上、誰かが考え、作ったものを、ただ買えばよいと成った場合、我が国の技術力、教育力(ものを考える力)、行動力が全てが衰退し、国は亡びる。幸い日本にはまだその力が残っており、製造やAI技術や通信インフラもある。こうした事からの教訓は、教育の考え方を今までの群れから個への変質が求められ、日本人個の能力向上が求められる。これからは組織内の事務や営業に大きな経費をかける必要はこれからは見当たらない。私の知っている会計士もオンラインで一人で40社以上をこなしている。だから課長の下に部下がいて、課長や部長の給与を稼ぐ為の部下ではない群れ、組織が求められて来る。それから「それは僕の専門です」というよりも、異業種の垣根を超えて働ける人材が必要とされてくる。また今回の経験から人々の行動パターンにも変化を及ぼすと考えられる。

私が予想する次期日本、そこには永久雇用は無く成り、1社には5年前後で他の会社に移るような仕組みが生まれる。租税の効率化、所得税、固定資産税、消費税の廃止で、預金税に統一し簡単税率で国の組織の簡素化、全国48都道府県の廃止に依る議員数、公務員の簡素化。。。等々であるが、これには社会基盤と成るものの変化が必要となる。国民の預金を減らしている、今の住宅概念の変革でモビリチィーを推進、エネルギー問題で、既存に既得権を得ている巨大な電力、エネルギー産業の解体。。。これをこの80年で成し遂げた国が、世界一の国と成る。そう信じている。

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