海外生活を車窓として見ている日本人。長く住んでも観光気分が抜けない日本人。

例えばフィリピンに住む日本人。そのブログやYUOTUBEを見ると、いやここで発信しているジャーナリストでさえ、起きた現象を自分のただの感想を添えて発信しているだけで、その裏にあるもの、側面にあるものを見ていないような気がする。それを見ている側も、それだけで満足をしているのか。

海外に出るとは何か、今の時代では日本のぬるま湯から出る事。英語を習う為では無い。英語は当たり前。ぬるま湯の中にあっては見えないものを、見えるようにする技を磨く事で有ると思うのだが。

しかし何時まで経っても、電車の中から見る「車窓」か観光バスから見る「車窓」でしかない。日本人。貧困を見て「可哀想、何か支援を!」それしか考えない。それは「車窓」なのである。 この貧困はどうして起きるのかの根源を理解し、どうやって日本が、自分がそうならないかを理解、習得する事で有ると私は思う。今日の貧困者への給食配給は何の役にも立たない、5時間すれば又腹は空く。その根源を解決しなければ、結論としては皆が餓死する。

その中に貴方がいれば、貴方も餓死する。「米百俵」ではないが何かの根本の解決策が必要で、時間は巻き戻せない。時間をどうやって使うかを学ぶことが、貴方が生き延びる道である。

貴方がその根源を解決できなければ、その場所を貴方の命を守る為にも去るべきである。フィリピンに居て貴方の周りが飢えて問題が多く発生して来た場合、貴方の不動産価値は存在しない。脱出しかない。 

私が何故自分の周りの出来事から、世界情勢までの話をしているかだが、フィリピンの様な途上国では木の葉の様に周りに影響を受ける。戦後間もないころミンダナオに行った日本人は随分、焼き討ちを経験している。空港で日本のパスポートを入管で投げられた日本人も多くいる。情勢が変われば全てが変わる。豹変する。今、ここにこれがあるから、買い物などが大丈夫では決して無い、何が起こったらそれは豹変するという事が大事である。私も香港に事務所が35年前には有った、当時は今日現在の香港など想像もつかなかった。当時は香港警察は親切で日本より安心だと思っていたが、今は何なのか、ただの中国共産党軍でしかない。今香港人にある結論は、香港脱出でしかない。母国を失ったのだ。車窓では無い。

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