武漢肺炎以降のこれからは「隙間産業」では無い。「棚上げ産業」だ。

今までは大きな産業が有り、その大きな産業と産業の隙間に入り込むというイメージが、何かニュービジネスで有ったようで、それを隙間産業と呼んでいたようだが、私はこれからは「棚上げ産業」だと思っている。何さ「棚上げ」?

今までは、潰れかけた会社を、ファンドと言われるものが、その組織を壊さず、トップの首を換えて、他の成長している会社の下に置く、または上場させるという「隙間産業」であった。例えばソフトバンクのファンド。はその事に依って多額の利益を上げて来た。がしかし、儲からないが組織を維持する為には大きなコストが必要で、それも多く持てばコストは増大する。今までは、そうした駒を多く持っていると、儲けのカードが大きかの様に錯覚していたが、その実態はカード自身が金食い虫で有ったために、ファンドがファンドで無く成ってしまった。その例でもソフトバンクは一つの例として参考になる。

銀行も苦しい。倒産してもらっては困るが、これ以上の貸し出しもしたくない。ではどうするのか? 仕方ない一回「倒産」(民事再生法)してもらうしか無い。銀行は大損害となるが、組織が無く成るが、器は残る。しかし、銀行はこの器があっても、商売を建てなおす事は出来ない。何の経験も持たない、頭でっかち集団だからだ。そこで「棚上げ産業」だ。

銀行に一旦、棚上げしてもらうが、その器を使って、事業再開が出来て、0からのスタートをして、銀行が損した分を取り返せるものにする。この能力を持っている人が、次の孫氏に成り得ると思う。勿論これには長期の時間が必要である。

我々の小商人に置き換えると、私の言う「居ぬきビジネス」である。例えばレストランで言うと、今回多くのレストランが倒産する。造作を元に戻すお金も無く、夜逃げ同然で出ていく。大家側も次のテナントを探すにも、安くしか貸せないので、造作を壊す費用は持ちたくない。そこでその造作(多少改装するが)を使い商売を成功させる人が居たら、投資が無いのだから、償却分は手持ち資金と成る。しかし他でも遣っても、絶対にチェーン化しない。独立店舗として多くの店を持つ。まあこんな事を考えているが、写真の表は 手持ち資金が潤沢な企業500社。何とソニーが第一位。50位以内にはトヨタも、銀行も無い。(笑) 経済とは面白い。

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