溶けた北極の氷の水は何処へ行ったのか?この異常気象か?

北極の氷が融けると海水面が上がり水没する地域が出来ると言う考えがありますが、それは間違いで質量保存の法則によって、元々海にある海氷が溶けて流れ込んでも、海水が膨張する程度で、海面はほとんど上昇しないのです。しかし、グリーランドやアラスカなど北極圏の山々などに存在する陸地の氷が、溶けて海に流れ込むと海水の量自体が変化することになり、海面が上昇することになります。南極もそうです。

では何が問題かと言うと、メタンガスと二酸化炭素で地球温暖化に及ぼす影響が大きな温室効果ガスで特にメタンガスは温室効果は同量の二酸化炭素の約21倍です。西スピッツベルゲン大陸棚縁辺の北極海の海底に大量のメタンガスが存在していることが明らかになっている。国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)によると、2009年1月に打ち上げた温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」が、2017年1月にメタンガスにおいて観測史上最高の約1815 ppbを記録したと報告している。

処が二酸化炭素に関しては、最近新しい驚きの調査結果が発表された。普通一般的な河川は二酸化炭素の発生源となる。しかし、温暖化の影響で北極の氷河から溶け出した融解水の川は、アマゾンの熱帯雨林を上回る勢いで二酸化炭素を吸収している。この発見は、二酸化炭素を巡る複雑なサイクルを理解する鍵となる可能性を秘めている。

しかし、いま北極では、地球上のその他の地域の2倍の速さで温暖化が進んでいる。

今年の夏、北極は前代未聞の暑さに見舞われた。アラスカだけでも、山火事によって約97,130平方キロメートルにも及ぶ地域が焼失し、膨大な量の二酸化炭素が排出されている。あまりの暑さに、通常は熱帯で頻繁に発生する雷雨が、北極点のすぐそばで生じた。その他に不思議な調査結果が、グリーンランドにほど近いカナダの極北地方で報告されている。研究者によると、氷河の融解水を水源とする川、すなわち氷河川の流域で、かなりの量の二酸化炭素が吸収されているというのだ。これは一般的な川が二酸化炭素を排出するのとは対照的である。

今年はシベリアでも36度の温度を記録している。メタンガスの湧出も、北極の温暖化が地球全体に与える影響として考えられる。

観測史上に無い九州地方の400ミリを超える豪雨、その他多くの豪雨はこれに関連しているのか?

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