核融合発電で月面基地を作る必要性が加速している。

何の価値も無いと40年間見捨てられていた月、ヘリウム3の採掘の為のベースが先進国では必要となっている。現在、人類の究極なエネルギー元として核融合炉の試作が進む中、核融合炉には原子の3通リの組み合わせがあるが、どれも海水から出来る三重水素以外は地球上では希少過ぎて、原理は出来たが素材問題がネックに成っていた。その中でヘリウム3を使うパターンだが、ヘリウム3は地球の大気中ではヘリウム4の100万分の1しか存在しない。しかしながら太陽大気中には0.0142%の同位体比で存在し、[月面にも地球上よりはるかに多く存在する。このため月面の岩石からヘリウム3の採掘を試みる研究も行われている。これは太陽大気中には宇宙の初期においてビッグバン原子核合成の結果生成したヘリウム3が蓄積しているものであるが、地球大気では地球創成期に存在していたヘリウムがほとんど宇宙空間に逸散し、現在の地球大気中に存在するヘリウムは大部分が岩石中のトリウムおよびウランなどのアルファ崩壊の結果生じたもので一方、月面においては太陽風から供給されるヘリウム3が蓄積している。

こうした事から、今、月への興味が再燃している。と言うか、これを制した国が世界のエネルギーを支配出来る事に成るので、アメリカ、ロシア、中国、ヨーロッパそして日本は月面基地への準備に取り掛かっている。日本はアメリカNASAとヨーロッパと協力して、JAXAは月と地球の輸送や基地素材、月面での輸送に力を入れている。

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