ウイルス後の本当の世界が見えて来た。一寸先も見えない恐怖の世界だ。

昨日のマニラ男の手料理で、何故か1万円を使っただけで、何か贅沢をした感がぬぐえない、その答えとは、そして、そこで気づいた事は、自分の変化であると同時に、中共ウイルス以降の人々の変化がそこにあると実感した。それは私は以前日本で1日10万円位は使っていた自分がフィリピンに来て、その贅沢が1万円で楽しめると実感し、これは10年間居たら幾ら得するか、また、その分、稼がなくても良いと思い住みだしたが、35年でマニラの物価は現在の東京より高い、逆転現象が起きている。アジア全体がそうなっているが、ではなぜ自分が、その1万円が贅沢だと思ったかだが、それがはっきり解った。今まではこれを今1万円使っても、明日はまた1万円が入って来る。またそれ以上に入って来ると思い簡単に1万円が使えた。しかし今は、私はラッキーと思うが、現在、従業員30名やその他の経費が膨大に掛かるが、中共ウイルス後もそれを維持する収入は有るが、最大売上の6割減なので、従業員の給与を守る為に私はお金を会社からは取れない。即ち3月から無収入であるし、多分12月までとも確定したことは言えない。明日の金の見通しが無いのである。ここがポイント!

何故,人は25年の住宅ローンが出来るのか? 今から25年先までの給与やボーナスが確定していると思っているから、不安も無く家を買っている。車も5年ローンで買っている。飲食やその他のサービス業のオーナーの方も今月の売り上げもこうだし、来月も来年も差ほど変わらないだろうと、内装什器に投資(借金)して、その償却を考えていた。ファンドと言われる人も銀行もそう思って出資をしたり、お金を貸出したりしても安全だと考えて来た。それは中共ウイルス以前までは、そうであった。故に今日1万円を使おうが、100万円だろうが、もっと大きなお金でも使えて来た。これが基本の論理であった。

しかし中共ウイルスはこの基本の論理を根底から覆した。見通しが経たない。これは大きな恐怖、この恐怖から消費は予想以上に完璧に減る。今まで裕福に年金を使って遊び歩いていた人も、息子娘の不安が増大し、今までの様に気楽に年金暮らしも出来なくなる。

今まではフー太郎でも、ちょっとバイトして、これも買える。生活も出来ると考えていた人は今一気にその恐怖にさらされている。現在若者の路上生活者とも言える人が増加している。解っているだけでも6万人に達している。まだ増えるであろう。

日本のGDPが30%落ち込むことは多分確実であろう。即ち、今までの30%減の売上でも、耐えられる企業やその他の体質改善が必要で、これに依って、今まで贅沢では無かった、夜の接待や会食その他は一気に冷え込むであろう。

フィリピンでも日本や世界から遊びに来る客相手の商売。即ち、観光業、ホテル、カラオケ、飲食、その他は、日本や海外からのお金で成り立っていたが、駐在員は本社からの締め付けに依って、今までの旅行者はその自国で生きて行くために引き締まるお金に依って、激減する。輸入食材その他も、食材使用先の激減で一気に冷え込むと考えられる。恐ろしい世の中になる。

先の身通しが立たない恐怖は、ありとあらゆるものを委縮させ減速させる。巨大化したモール、駅ビル、デパート、大型スーパー等、その中に入るテナント。フィリピンでも一緒だが、テナントが生きられなければ、その器であるビルは、自分が投資した資金回収が難しく成っても、家賃を下げなくてはなら無く成る。下げなければテナントは出ていくか潰れる。簡単な原理だが、これが出来るのであろうか?では何処まで家賃を下げれば潰れないのか?テナント側も出店には大きな内装什器費用があり、この資金の返済がある。これから遣るなら、売上これだけだから、家賃が安く、内装にもお金を掛けないが、もう既にオリンピック景気で遣ってしまった後で有る。昔の不動産バブルは東京でも1坪50万円が500万円以上になったが、それから15年をかけて50万円に戻る、ソフトランヂィングをしたが、それでも都銀が8つ無く成った。しかしこの店舗バブルではソフトランヂィングは出来ない。年末から来年で一気に来る。その上、事務所賃貸もテレワークやこうした不景気での事業縮小、経費削減でどの位の事業者が無く成るのか、既に1000社以上が倒産しているが、30%の売上減でも生きられる企業体質を直ぐには作れないが、作らなければ、全てが無く成る。

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