フィリピンのマンションは日本の過疎化と一緒。建ち腐れ。建築は南海辰村建設と一緒。3000万円のマンションが50万円評価に。

日本では住宅が日本の世帯数の倍に達している。最近ではこうした古民家の改造や生活ビジネス環境の変化から、田舎の古民家を改造して住む人も増えて来ている。また都心部からほど遠く無い地域でも、土地付き一戸建てで100万円を切る住宅も出て来ており、地元不動産屋や工務店が買取、改装して売り出している物件も増えてきた。中には買ってくれた人にはこれだけのお金を差し上げると言う物件もある位である。これは日本の人口減少と言うが、実は人口構造の変化と住み方感覚の変化である。まあ私の若い頃はバブルで何でもものが欲しい時代で別荘も、全て持ちたかったので作って来たが、今では誰が別荘や田舎の実家の掃除や管理をするのと、持ったら持ったで大変だと言う事が実感として解る風潮が主流になって来た。故に車中泊、キャンピングカーとかキャンプと言ったものが、流行り始め、今までの旅に出れば旅館に泊まり食事を楽しむと言う機会も失われて来た。温泉宿はおんせんを貸すだけで、食事や食材は道の駅舎で買う。と全く既存の生活習慣が崩れて来ている。故に大型温泉旅館街ごと廃墟になっている所も増えている。そのドラスチィックな現象がパンデミックにより加速している。私が主張する「既に不動産には価値が無い。」これからは「移動出来る家」が理想で、今各自治体で行っている移住補助金制度も、この移動出来る家を中心にそれを設置できる土地を地方自治体が貸すと言う方法にすれば、更に加速するかも知れない。
さて、フィリピン特にマニラですが、元々他国と比べると日系企業が少ないマニラ、それが実感出来るのは、マニラ日本人学校、2000年にパラニャーケに学校があった時は、生徒数が1000人に近づき、このままでは溢れてしまうと思われ、現在のBGCに10年前に新たな校舎を建てたのですが、それが今は250名まで激減、それも前は日本人会に入っている企業の子供だけというルールを現地にいる日本人子弟迄も良いと変えても一時の4分の1しか生徒がいないのが現実です。それと同じく欧米人の人数も減っています。これは私がヨーロッパ連合の商工会議所の参与会員ですのでわかります。
しかし、馬鹿のようにこの15年間で60万戸のマンションを建てて、未だに建てています。前にも言った様に銀行口座を持っている人は国民の2%に過ぎません。即ち98%の人にはマンションの管理費すら払えません。良く引き合いに出す新車販売台数は20万台です。タイやインドネシアは昔はフィリピン同様の台数でしたが、今は150万台以上売れてます。即ちフィリピンは実際の人口は増えているものの、実は過疎化なのです。金持ちは家を幾つも持っていますが、投資対象にならない今のマンションでは買いません。98%の国民内需は期待できず、外国人は減っている。旅行客は今はいないし、ウイルスが終わっても、治安の悪さもあって戻らないでしょう。建ち腐れて安くなっても、この中国製のいい加減な製品を使った建物のメンテナンスを考えると難しいですね。

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