フィリピンでの就職。直近のデータだが、武漢肺炎後はどうなるのか?

フィリピンで働く日本人の雇い止め、解雇が彼方此方から聞こえてくる。厳しいでしょうね。厳しいが日本で働く日本人より安いし、雇用義務が無いから重宝がられるという一面もあるが、しかし全体としては厳しい。サービス、製造、全てが止まり、回復曲線が見えない。日本でも多くの失業者が増えている。これは世界中である。故に簡単に切れる人間から切られる。という一面もある。以前はそんなに大きなスキルが無くても、日本人であるだけで雇用されていた事は言葉が喋れるだけのメリットだったが、しかしこの世界的な人余りで難しく成る事は確実だ。同じ給与ならスキル内容もかなり高い人が安く手に入る。一時日本で景気が悪くなり、今までは神風運ちゃんのタクシードライバーの殆どが大学出に成ったように人材マーケットは変化する。所詮、言語に依る会社のバックヤードの仕事はAIが支配する事が常識で、今は大手BPO会社がAIに移る準備をしている最中でもある。所詮BPOというビジネスモデルの時間は短い。

このデータは私が知るフィリピン最大の人材派遣会社のジャパン・デスクからの資料だが、今回の武漢肺炎で雇い止めに成った人でお困りの方は、直接に紹介する。フィリピンでは免許を持たない人間が人材を紹介し、お金を取った場合は罪と成るので、勿論直接担当者を紹介するだけだが、しかし武漢肺炎後では、こ゚のデータより人選されるか、給与が下がる事は間違いないと思われる。

これは武漢肺炎以前のデータだが、フィリピンにも25万ペソ以上の仕事もあるんだね。人生初めてのサラリーマン遣るか(笑) しかし私がやるなら、うちの会社かDTI(個人営業)で契約したい。だって、例えば15万ペソ(30万円)の給与での税金やその他が大きい。98%のフィリピン人が税金を払っていないフィリピンの所得税は、約10万円を超えると約32%だし、その他保険その他があるから、手取りは元の給与が30万円あっても、精々21万~22万円程度にしかならない。しかし、請負業として法人契約で、税金その他は此方で全てやると成れば、30万円から居住費(事務所費)+電気高熱代+交通費+接待交際費(自分の食事)+その上ビザ費用も含めて、その他を、経費として引いて、本人は5万円以下程度の所得にして、税金を払うようにするね。勿論会計士など月に3000円程度はかかるが、9万円以上の税金その他を払うなら、その方がまったく得になる。

個人で法人を持つのは少し高く成るので、彼女にDTIを取らしてやるのも良いかもしれない。要は結論から言って社員では無く、下請けなのだ。フィリピンも一人法人が始まったが、外国人の場合、資本金は2千万円からだから、それを使うのは、ちょっと無理かも。。(笑)

私がフィリピンで雇った給与の一番高かった日本人。1992年の寿司割烹を出した時の寿司職人さん。当時は無制限に儲かった。客単価5000円。超満員、マニラにまともな日本食店がまだ10軒程度、だから給与40万円(手取り)、マンションは無料支給、自家用車無料支給、だったが、あまり優遇すると2年で酒と女に溺れてダメになった。今如何してるのかなー。全て需要と供給のバランス、「海外で働く」楽じゃー無いね。

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